
アニメ第1151話でジョイボーイの声優が高乃麗(たかのうらら)と判明
2025年11月30日に放送されたテレビアニメ『ONE PIECE(ワンピース)』の第1151話にて、これまで謎に包まれていたジョイボーイの声がついに解禁されました。物語の中でジョイボーイが言葉を発した瞬間、その声を担当していたのが高乃麗さんであることが明らかになり、エンドロールのクレジットにもその名前が明記されました。高乃麗さんは、力強くも深みのある声質で知られる実力派の声優であり、この重要な局面での起用は大きな注目を集めました。
ジョイボーイの声優・高乃麗と現ルフィ役・田中真弓の関係とは?
なぜ高乃麗さんの起用がこれほどまでに話題になっているのかというと、実は高乃麗さんが「初代ルフィ役」の声優だったからです。現在、テレビアニメ版でモンキー・D・ルフィ役を演じているのは田中真弓さんですが、田中真弓さんがルフィを演じ始めるよりも前に、高乃麗さんがルフィの声を担当していた作品が存在します。つまり、今回のキャスティングは、現在のルフィ役である田中真弓さんへとバトンを繋いだ「初代ルフィ」が、作中でルフィの前任者とも言える「ジョイボーイ」として帰ってきたという、非常にドラマチックな関係性を含んでいるのです。
なぜ「神キャスティング」と話題?ジョイボーイ声優が初代ルフィである深い意味
インターネット上やSNSでは、この配役に対して「神キャスティング」「粋な計らい」といった称賛の声が溢れています。単なるサプライズ出演にとどまらない、制作陣の深い意図と作品への愛が感じられる理由を紐解いていきます。
1998年のOVA『倒せ!海賊ギャンザック』でのルフィ役としての実績
高乃麗さんがルフィ役を務めたのは、1998年に開催されたイベント「ジャンプ・スーパー・アニメツアー'98」で上映された『ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック』という作品です。これはテレビアニメシリーズが放送開始される1999年よりも前に制作された、正真正銘の『ONE PIECE』初のアニメ化作品でした。制作はProduction I.Gが担当しており、この記念すべき最初の映像作品において、高乃麗さんは元気いっぱいのルフィを見事に演じていました。この歴史的な事実は、長年のファンにとっては伝説として語り継がれてきた出来事です。
ニカの前任者とルフィの前任者を重ねた「粋な演出」の解説
今回のキャスティングが「神」と評される最大の理由は、キャラクターの設定と現実の声優の歴史が見事にリンクしている点にあります。作中の設定において、ジョイボーイは「ゴムゴムの実(ヒトヒトの実 幻獣種 モデル“ニカ”)」の能力をかつて覚醒させた人物であり、現在の能力者であるルフィにとっての「能力の前任者」にあたります。この「ジョイボーイ=先代のニカ(ルフィの能力の先駆者)」というキャラクターを、「高乃麗さん=先代のルフィ声優(田中真弓さんの先駆者)」が演じるという構造は、作品の世界観と現実の歴史を重ね合わせた、アニメスタッフによる非常に粋で熱い演出だと言えます。
SNSの反応は?「鳥肌」「涙が出そう」などファンの声を紹介
放送直後から、X(旧Twitter)などのSNSでは関連ワードがトレンド入りするなど、ファンによる興奮の投稿が相次ぎました。ファンからは、ジョイボーイの声が初代ルフィであることに対して、エグすぎるキャスティングだという驚きの声や、27年の時を経て作品に戻ってきたことへの感動の声が数多く上がりました。また、高乃麗さんご本人も自身のSNSで、27年という月日の重みと、800年前の人物を演じる感慨深さを語っており、その投稿には多くのファンから温かいコメントが寄せられています。
声優・高乃麗(たかのうらら)とは?代表作と経歴プロフィール
ジョイボーイ役として改めて注目を浴びている高乃麗さんですが、声優業界においては長年にわたり第一線で活躍されているレジェンドの一人です。ここでは高乃麗さんの輝かしいキャリアとプロフィールについて紹介します。
サクラ大戦のマリア役も!高乃麗の主な出演作品一覧
高乃麗さんは、少年役から大人の女性役まで幅広いキャラクターを演じ分ける演技力を持っています。代表作としては、ゲームおよびアニメ『サクラ大戦』シリーズにおけるマリア・タチバナ役が有名で、クールで凛とした演技と歌唱力で多くのファンを魅了しました。その他にも、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の鷹羽リョウ役や、『HUNTER×HUNTER(1999年版)』のイルミ=ゾルディック役、『それいけ!ズッコケ三人組』のハチベエ役、『魔法陣グルグル(第1作)』のギップル役など、数多くの人気作品で主要キャラクターを演じています。また、ディズニー映画『ラーヤと龍の王国』のシスー役など、吹き替え作品でもその存在感を発揮しています。
声優事務所リマックス社長としての顔とプライベート情報
高乃麗さんは声優としての活動に加え、現在は声優事務所「リマックス」の代表取締役社長を務める実業家としての顔も持っています。千葉県東金市出身で、かつては文学座演劇研究所に所属していた経歴もあり、舞台女優としても活動しています。プライベートでは、娘である桐江杏奈さんも同じく声優として活動しており、親子二代で声の世界に携わっていることも知られています。社長業と声優業を両立させながら、今回のジョイボーイ役のような重要な役どころを担うバイタリティは、多くの後進にとっても目標となる存在です。
ワンピースのジョイボーイとは?正体・強さ・ルフィとの関係を解説
声優の話題とあわせて、そもそも「ジョイボーイ」とはどのようなキャラクターなのか、その基本情報と重要性を整理しておきましょう。
空白の100年に実在した「最初の海賊」ジョイボーイの正体
ジョイボーイとは、ワンピースの世界における「空白の100年」と呼ばれる約800年前から900年前の時代に実在した人物です。彼は魚人島にある「謝罪文」のポーネグリフを残した人物として初めて名前が登場しました。最近の物語の展開では、彼が「歴史上最初に海賊と呼ばれた男」であることも判明しています。かつて強大な王国と敵対し、世界政府が隠そうとしている歴史の真実に深く関わっている存在であり、彼が残した「ひと繋ぎの大秘宝(ワンピース)」こそが、物語の最終地点にある最大の謎とされています。
ルフィのギア5(ニカ)とジョイボーイの姿が似ている理由
現在のルフィが「ギア5」を発動して「太陽の神ニカ」の姿になった際、エッグヘッドに出現した巨大ロボットのエメトは、その姿を見て「ジョイボーイ」と呼びかけました。これは、かつてのジョイボーイもまた、ルフィと同じように「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル“ニカ”」の能力を覚醒させ、自由奔放に戦っていたことを示唆しています。つまり、ルフィの白い姿や心臓の鼓動(解放のドラム)は、かつてのジョイボーイそのものであり、二人は時代を超えて同じ能力と意志を受け継ぐ関係にあると言えます。
ジョイボーイが登場するアニメは何話?初登場シーンをチェック
高乃麗さんが演じるジョイボーイの声を実際に確認したい方のために、アニメの登場回について情報をまとめます。
声の初登場は第1151話「父と描いた夢!ボニーの自由な未来」
ジョイボーイの声が初めてアニメで流れたのは、2025年11月30日に放送された第1151話「父と描いた夢!ボニーの自由な未来」です。このエピソードの中で、過去の回想やイメージとしてジョイボーイの存在が語られるシーンがあり、そこで高乃麗さんによるセリフを聞くことができます。シルエットや覇気だけで語られてきた伝説の存在が、具体的な「声」を持って現れた記念すべき回となりました。
今後のアニメ登場予定は?エルバフ編での活躍の可能性
テレビアニメのエッグヘッド編は年内で完結に向かっており、2026年4月からは待望の「エルバフ編」がスタートすることが発表されています。物語が佳境に入るにつれて、空白の100年の謎やジョイボーイの過去がさらに掘り下げられることは間違いありません。高乃麗さんが演じるジョイボーイが、今後も回想シーンなどで重要な言葉を紡ぎ、ルフィたちの冒険に大きな影響を与えていく可能性は非常に高いでしょう。27年ぶりにワンピースの世界に帰還した「初代ルフィ」の声が、これからの物語をどのように彩っていくのか、今後の展開からも目が離せません。

